髪の毛 頭皮の知識

頭の痒みやフケの種類から見えてくる頭皮のダメージ具合を解説

フケには2つの種類があります。

目に見えるフケが増えてきたら、頭皮環境が悪化して頭皮のバリア機能が低下してる可能性が高いです

やまかげ
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実はフケの種類、頭皮の状態がどのように悪化しているか見極めることができます
  1. 湿って固まり状になったフケ
  2. 乾いていて、細かくサラサラしたフケ

頭皮の表皮からはがれ落ちた角質細胞を「フケ」です。生まれた表皮細胞は表面に向かって移動します。基底層から、角質層まで押し上げられていき、はがれ落ちて新しい表皮が生まれる流れを「ターンオーバー」と言います。個人差はありますが、45日で表皮は生まれ変わります

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湿って固まり状になったフケが出る場合

湿って固まり状になったフケは頭皮に、過剰に油が分泌されている状態です。シャンプーの回数が少なすぎる場合や、しっかり頭皮を洗浄しきれていない時に起こりやすいです。特に脂性の肌で皮脂の分泌が多いタイプの人は、皮脂が毛穴に詰まってニオイの元になったり、菌が繁殖して炎症を起こすきっかけになることもあります

炎症があまりにも続くと「脂漏性皮膚炎」になるときもあります。脂漏性皮膚炎が悪化して大量のフケが発生すると、一気に脱毛してしまうのが脂漏性脱毛症です

女性
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抜毛が多いから、シャンプーを控えていますが、頭皮に悪いですか?

抜け毛を気にしすぎて「シャンプーをしすぎると髪の毛が抜けるかもしれない」という思い込みからシャンプーを控えめにしてしまい、毛穴の皮脂がきちんと洗浄しきれずに、皮脂が多い状態になってしまう人も少なくありません。

やまかげ
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こういう場合は逆に症状が悪化します。抗真菌剤配合のシャンプーを選んだ方がいい場合があります。不安でしたら、すぐに皮膚科に行き相談しましょう

毛穴が皮脂でふさがれすぎて炎症を起こし頭皮環境が悪化してくると、血流も滞りがちになります。毛細血管を通じて毛母細胞や毛包に十分な栄養と酸素が送られなくなると、毛周期のサイクルが乱れて、抜け毛の原因になる可能性があります。

細かいサラサラのフケが出る場合

これは皮脂の分泌が過剰になったフケと反対のタイプで「乾燥肌」が原因です。

皮脂がそれほど分泌されていないにもかかわらず何度もシャンプーでゴシゴシ洗いすぎたり、シャンプーが多すぎる人にサラサラのフケが多いです。

やまかげ
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この状態ですと、角質層の保水力も失われていますので、炎症も起こしやすく、
わずかな刺激にも敏感になります。

適度な皮脂の分泌は、毛髪や頭皮を保護する皮脂膜を生成するためにも必要です。

細かいフケが目立ってきた人は、頭皮が乾燥気味になり敏感になっていることを意識してシャンプーを選びましょう

表皮のバリア機能は加齢に伴い低下

年齢を重ねると新陳代謝も低下します。角質細胞と脂肪層ががっちりかさなってバリアしていたはずの、角質層にすきまができてしまい、皮膚のバリア機能の低下につながってしまいます。

しょっちゅう頭皮にかゆみを感じたり、頭皮にフケが出るようになってきた、フケが増えたときは

頭皮のバリア機能が低下している=表皮のターンオーバー(皮膚の表皮組織の新陳代謝)がうまく機能していないということです。

実はこの表皮のターンオーバーがシミにも関係しています

加齢現象の1つである「シミ」はメラノサイト(表皮の1番下層にある基底細胞層のところに存在します)という色素細胞の機能が低下すると起きます。

紫外線を浴びすぎて、メラノサイトが活発になるとメラニン色素が増えすぎてしまいターンオーバーでは消せないシミができてきてしまいます。
やまかげ
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暴走さえしなければ、表皮細胞や神秘細胞を紫外線から守る役割します。

まとめ

健康的なターンオーバー(皮膚の表皮組織の新陳代謝)なら、はがれ落ちた角質層は目で見えるような大きさではありません。

もし目に見えるフケが、多く増えるようであれば慌てずに

まずは自分の頭皮の状態が、どういう状態か原因を見極めましょう^ ^

髪の毛や頭皮の変化や、ちょっとしたサインを早めにキャッチする事が大切です^ ^

あなたの髪の毛が365日ずっとキレイが続きますように

ご参考になれば幸いです